【手作り】藁製ポーチ&ハウス(つぐら)

我が家では現在6匹のフクロモモンガが同居暮らしをしています。

2組のペアと、その娘たちが各1匹ずつの計6匹です。

 

我が家はちょっと特殊のようで、オス二匹がとても仲良しなんです。

だからオス二匹だけでメスと離れて別のポーチの中で過ごしている・・・なんて事も・・・

 

 

ですが基本的に6匹はいつも同じポーチor巣箱の中で眠って過ごします。

 

木の巣箱・布のポーチ×2・文鳥用壷巣等、常に複数のねぐらを設置していても、今まではずっと6匹で同じ布のポーチの中で寝ていました。

 

でも布のポーチは、中でガリガリ引っ掻く事もあって、6匹もいるとすぐに毛羽立ってしまい爪を引っ掛けてしまうんです。

この爪を引っ掛ける事故はかなり多く報告されていて、最悪の場合には助からなかった・・・って事もあるのだそうで・・・

 

 

なので「何か良い方法は無いものか」とずっと考えていました。

個人的には『牛革』でポーチを作るのが良いんじゃないか?と思っていたのですが、牛革は高いし、そもそもバッグなどを作るために着色・防腐加工などがしてある物が多く、「フクモモに安全か?」という確証がもてず、その上牛革は安物のミシンでは縫えない・・・・・と言う事で実現せずに居たんです。

 

 

そして出会ったのが『藁』でした。

 

それはオカメインコの玩具を作るために、取り寄せたものだったのですが、作っているうちにもっと大物が作りたくなり、いろいろ調べていて出会ったのが【猫つぐら(ちぐら)】というものでした。

 

そのフォルムにスッカリ魅了され「自分で作りたい」と思ったのがキッカケで「では私はフクモモ用の小さいつぐらを作ろう」と思い立ったのでした。

ですがその作り方が載っている本がなかなか届かず、待ちきれずに自分に出来る編み方でポーチ型の籠を作りました。

 

 

我が家の子達、新しい巣箱だと使い始めてくれるまでに1ヶ月くらい(自分たちの糞尿でまみれて臭いが付くまで)掛かる事も珍しくなく、どうせすぐには入らないだろうと思っていたのですが、思いがけず翌日には入ってくれたと言う・・・

(勿論中に臭いつきの小さなフリースの布を入れてある)

 

 

まだつぐらは上手に編めませんが、少しずつ練習して腕を磨きたいと思っています。

売れるくらい綺麗に編めるようになったらオークションで販売しようかな・・・と・・・

 

 

 

 

 

藁製ポーチ

上から見たところ
上から見たところ

 

あまり光が入らないよう入り口は小さくしてあります。

だから手を入れるのがちょっと厳しいので、中に布を入れたり出したり交換したり・・・って時には割り箸を使わないと難しいかも。

 

中に入れる臭いつきのフリース生地は、10cm角位に小さく切り、万が一爪を引っ掛けても、布を引っ掛けたまま出て来る事が出来るようにしておきます。

 

横から見たところ
横から見たところ

複数の子達が入れるように、中は案外広く作ってあります。

でもこの大きさだと、せいぜい2~3匹が限度かな?って感じです。

 

 

写真では分り辛いかもしれませんが、結構藁と藁の間の隙間があるので、遮光のためにも小さな布を数枚入れるのがいいと思います。

 

底から見たところ
底から見たところ

底は結構丈夫に出来ています。

平らではなくお椀型なので床置きは無理で、吊るす事になります。

 

なので最初から、吊るすための持ち手を作ってあります。

 

 

実際に使っている写真は↓です。

 

藁製ハウス「つぐら」

正面から見たところ
正面から見たところ

【試作品第一号】

 

なかなか本が届かないのに業を煮やし、出来上がりの写真を参考に「こういう編み方だろうか?」と想像しながら作った試作品第一号。

 

側面の編み方は何となく分るのだけど、編み始めの底面の編み方が分らず、形も随分いびつなものに・・・

 

 

猫つぐらは入口が下の方にあるのだけど、フクモモの場合は上の方がいいだろうと、入り口を上にしました。

 

後ろから見たところ
後ろから見たところ

まるでダルマのような形だし、網目も全然揃ってないし・・・

 

それでも出来上がって、自分では結構満足だったのだけど・・・

このつぐらも一応ケージ内に設置してあって、時々使ってくれています。

 

 

底から見たところ
底から見たところ

でもやっぱり、作り始めの編み方が分らなかったのでクラフトテープの籠の編み方で作ってみたんだけど、全然弱くてフニョフニョしているのよ。

底が抜けるって事は無いけど、やっぱコレはチョット・・・・・って感じ。

 

でも今はちゃんと作り方をマスターしているから、底はとっても頑丈に出来てます。

 

 

 

 

 

 

正面から見たところ
正面から見たところ

【試作品第二号】

本が届いて、やっと何とか出来ました。

でもその本は本当は料理の本で、ついでにチョット紹介されているって程度なので、詳しく作り方が載っている訳ではなかったのでした。

 

それでも何とか写真と短い文章を読み取って、作り方を予想しながら完成。

だってね「子供の頃シロツメクサで編んだ首飾りのように編んでいく」とか「一回りしたら二回り目へと、ぐるぐるまきに編んでいく」とか「だんだん内側に向かって編み、最後は完全に閉じる」とか、およそ説明になってない説明文なんだもの・・・

 

でも今度は形もそんなに悪くは無いでしょう?

 

網目はあまり綺麗ではないけれど・・・

斜めから見たところ
斜めから見たところ

本来はこういう風にはしないのだけど、私のオリジナル。

布の出し入れや、中に溜まった糞などのゴミが捨てやすいように、蓋が半分だけ持ち上がるように作りました。

 

6匹用で床面積を決めたから、相当大きなものになりました。

 

底から見たところ
底から見たところ

今度の底は相当頑丈です。

だって厚さが1cmは有ると思うから。

 

本当はもっと網目をつめて編めば綺麗に出来るのだけど、藁をケチったので・・・・・

それに本格的な製作では第一号だから、まだコツも掴めていなくて・・・

 

 

準備OK
準備OK

中にペット用シーツを敷いて出来上がり。

このシーツはフクモモズがお気に入りのフワフワシーツで、臭いもバッチシ付いているから、早速コレでケージ内に設置。

 

と思ったら、設置する前から私の肩にいた"りりあ"がスルスルと肩を降りてきて入って行ったよ。

やっぱ臭いは大事だね。

 

 

実際に使っている場面は↓です。